シャスタにて- リ・メンバー

shasta2 思い出す・・・・私たちは思い出すために全てを忘れてまた地球に生まれてきた。自分の意思で。

思い出すために・・・Remember・・・

シャスタはまさに私にとって魂の古い記憶を思い出す場所になった。その体験の瞬間は、理屈なしに突然起こり、まるで堰を切ったように何かが内から溢れだすようだった。理屈じゃない。

ある日のこと、現地のガイドに連れられてシャスタ山に登ることになった。空気が薄い中、山の斜面である岩肌を息をきらしてゆっくりと登って行く。2,3時間歩いただろうか、ある場所へ到着した。合目あたりだろうか。辺りは誰もいない。静寂の中に鳥の囀りがときどき聞こえてくる。

心地よい疲労感の中、岩の上に腰を降ろした。見上げると雲ひとつない真っ青な空に太陽の光が降り注ぎ本当に気持ちがいい。目線を前方に戻し、ゆっくりと呼吸し目を閉じた。すると、何かがぼんやりと見え始めた。なんだろう、これ・・・

女性の顔だ・・目を閉じて祈るような優しい女性の顔。マリアさまだ・・ふと思った。そしてそれが消えると同時に今度は男性の顔が現れた。年配の外国の人。髭をたくさん生やし私を見て微笑んでいる。目尻のシワに見覚えがあるような気がした。こうやって次から次へと現れては消えていく顔。いったん目を開ける。何も考えられない。再び目を閉じると・・・また、見え始める。

みんな外国の人だった。誰なんだろう。

山を降りてギフトショップに立ち寄った。そこで、目にしたものは今さっき私が見た人たちだった。

 

 

 

 

 

 

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