ハワイ島紀行5 委ねるということ

 

ハワイ島は広い。
地図を見て、オアフ島と比較すれば一目瞭然。ハワイ島がビッグアイランドを呼ばれるゆえんです。
今回のリトリートで、訪れるのを楽しみにしていたアハラヌイパークにあるウオームポンド。
キラウエア火山の地熱によって暖められた天然の海水プールです。海とは防波堤によって区切られていますが、コンクリートで囲われたすぐ向こうは高い波が押し寄せウォームポンドの中に海水が流れ込んできます。
ローカルたちにとってこの暖かい海水は、デトックスやヒーリング効果があるとしてローカルの人達にとって、とても人気なスポットのようです。ここに行きたかった!

アハラヌイパークへ

DSCN0210アハラヌイパークは、ステイ先のカイルアコナから反対側の街、ヒロまで行き、そこからさらに南下したところにある。
コナを9時過ぎに出発してヒロに到着したのはお昼前。
日曜日のヒロはショップもほとんどが閉まっていて人の気配もまばらで、オーガニック食品を扱うマーケットとコーヒーショップがかろうじてオープンしている状態。

時間を節約するために、どこかでランチをテイクアウトしたいと車を停めてショップを探したところ、開店準備をしているドラゴンキッチンという巻き寿司屋さんを発見!
日本人の方が経営されており、ブラウンライスを使って、アヒとアボカドやエビの巻き寿司をとても良心的なプライスで提供している。ハワイ島は本当に物価が高い。
お店の主人が、ハワイ島の物価が高いので抵抗して安く提供しているっておっしゃってた。
そして、すぐ脇にあるファーマーズマーケットでフレッシュフルーツをゲットして、車に乗り込みいざ目的地へ出発〜。

簡単なマップだけが唯一のガイド。かなり道に迷いながらようやくアハラヌイパークにたどり着く。ふ〜。
日曜日ということもあってか、家族連れの姿もちらほら。駐車場にはまるごとココナッツを販売しているお兄さんの姿も・・

”冷えたココナッツ、それとも冷えてないココナッツ?”と、お兄さん。
”もちろん、冷えたの!”

せっせと手際よくココナッツの端を切り落としストローをさして手渡してくれる。
早速、公園のベンチに座りテイクアウトした手巻きロール、フルーツを頬ばり冷たいココナッツジュースで喉を潤す・・・
”あ〜、幸せ・・”
美味しさが身体に染みてく瞬間。ようやくたどり着いた安堵感がよけいにそう感じさせる。

委ねる 〜Surrender

着替えて、いよいよヌードルをもってウォームポンドへ足をつける。
温かい・・・適度な温かさ。結構、深さもある。
周りの人たちを見回すと、それぞれに楽しんでいる。
ママと子供はコミュニケーションを深め、恋人たちは愛を深める。
老夫婦はお互いをいたわり合いさらに絆を深める。
関係はどうであれ、自分を癒し、お互いを癒し合い、温かい海水に癒される。この場の波動に癒される。
ウォームポンドとはそんな場所なのだ。

腰にヌードルを当てて仰向けに浮かんでみる。腰一点で支えるだけ。
なんて気持ちがいいんだろう。
だんだんと力が抜けていく。頭からつま先まで脱力する。
すると、身体の筋肉や骨が本来あるべきところへと矯正されていく感じがする。
ふと思う。これが、委ねる感覚だと。
完全にリラックスして海水の流れに身体を委ねる。身体だけではない、心も在るべきところ、中心へと矯正されていく・・・

プールでは決して気づかない感覚。この場所、この自然だから気づけることがある。
そんな感覚をたっぷりと味わうことができたウォームポンド。体験に勝るものはない。

日に焼けた笑顔が優しい老婦人が話しかけてきた。

”どこから来たの?”
”日本からです。あなたは?”
”私はここに住んでるわ。今日は孫たちと着てるの。夫を数年前に亡くして、子供達はみんな独立してるから、私はハワイ大学に戻って学生をしてるの!”
”素敵な人生ですね!”

本当に素敵。2時間程、楽しんだ後、近くにあるラバツリー公園へ向かった。
帰るころには、すでに日も傾き始めていた。ヒロまで戻り、ひたすら走る。暗闇の中、山の間をぬって走る。途中で視界が遮られるほどの雨が降り出した。

暫くして雨が止む。コナへと続くまっすぐな道。灯りが全くない場所に車を停めて空を見上げる。そこには都会では絶対見られない、輝く星がたくさん瞬いていた。ハワイ島って凄いな〜。

家へ到着したころには、すっかり夜・・・
ラナイにあるチェアに腰掛けて、少しひんやりとした夜風にあたる。

自然から学ぶことがたくさんある。委ねれば全て完璧なタイミングでことが起きるのだ。

 

Pocket