4205mのマウナケアに登る

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人々が零れる星空を眺めたいと思うのは、そこへの想いやかすかな記憶があるからではないでしょうか。

ビッグアイランドにはマウナケア(白い山)と呼ばれる山があり、ハワイ諸島では一番高く、また、海底から測定すると10,203mもありエベレストより高く、世界で最も高い山です。山頂には雪も積もります。

また、星を観測するには適した条件が揃っており、山頂付近には世界11カ国、13基の天文台が設置されています。
日本の国立天文台が運営しているすばる望遠鏡は有名ですね。ただ、一国で一天文台を運営しているのは日本だけなのだそう。その他は、2国間で共同運営しているそうだ。すごいな、日本って!

山頂付近はレンタカーの保健対象外なので、ツアーに参加しました。マウナケアは山頂までの道路が整備されているので、車で登ることができるのです。
マウイのハレアカラは3055m。そこから見上げた星空は、まるで砂を散りばめたごとく、夜空がきらきらと輝いていた。それより1000mも高い。もっともっと星に近づける・・・

朝からなんとなく曇り空

私たちはがツアーガイドにピックアップされたのはお昼過ぎ、その後、途中にあるホテルに寄ってツアーの参加者の方々を順にピックアップしていく。19号線を北に走り、ワイコロアを通過し右に折れる。いよいよマウナケアへと登っていく。

車から眺める景色は、ハレアカラのそれと違ってもっと雄々しい。そんな感じがした。山肌には植物も少ない。
ゆっくりと上へ登っていきながら2900mに位置するオニズカセンターに到着したのは午後3時頃。車から降りるとひんやり冷たい空気が顔をなでる。もう、半袖ではいられない。ここで、高度に身体を馴れさせるために用意されたお弁当を頂いて一時間程、過ごす。あいからわず、雲がかかっている。頂上は晴れているかな・・・。

DSCN0063ここから寝ないで下さいね!
ツアーガイドさんの言葉に皆、うなずく。車で登るといってもなんせ4000mもあるのだ。
そこでは地上の60パーセントの酸素しかない。酸欠状態の中、寝てしまえば呼吸が浅くなってさらに酸欠になって大変なことになって、いわゆる高山病にかかってしまう。
お天気の悪い日は低気圧なので、条件も悪化する。でも、私は平気、何ともない。友人たちも大丈夫。

なんて思っていたら車の揺れなのか、酸素濃度が低くなってきているせいか睡魔が襲ってきた。
”みなさん、眠らないでくださいよ〜”と、遠くで声がする。
いけない、いけない。ん? なんとなく頭痛もする。
すばる天文台やNASAの施設がある場所につくころにはだんだん日も暮れ始める。
眼下とすぐ上には相変わらず雲が垂れ込めているけれど、目の前にあるすばる天文台にテンションも上がる。

そして、頂上に到着。天文台の観測の妨げになるためここにいられる時間は限られる。
4200mから望むサンセットは、雲が厚いものの空が真っ赤に染まりそれは美しい光景。神々の気配さえ感じる。遠くにはマウイ島もぼんやりと浮かぶ・・
刻々と移り変わる空の色に釘付けになりながら、忘れていた何か大切なことを思い出させてくれる。
私たちは、完全なバランスの中で存在しているのだ。

高山病になる

車で少し下へと移動し、そこで星を眺める。
そのころには、私の身体は高山病の症状の真っ最中。頭はがんがんするし、脈は早くなるし、一歩動く度に大変な労力を要し、なんだかふらふらする。
夜空を見上げると、やっぱり雲がかかっていてハレアカラで見たような満天の星空とはいかなかった。それでも、ミルキーウェイがうっすらと見える。
そして、私はそれどころじゃない。外は防寒着を着るほど寒いし、おまけに高山病の症状が全開。少しだけ外で星を楽しんだ後は、いそいそと車の中に戻った。友人のkちゃんもどうやら頭痛が酷いらしい・・・

山を降りて地上に着く頃には車中で飲んだアスピリンが効いたのか、例の症状もすっかり消え去っていた。
家に戻ったのは夜の11時過ぎだった。

残念ながら今回は満天の星空は見られなかったけれど、高山病といった貴重?な体験をして、また別の妙な満足感に浸っている自分がいる。だって、高い所でしか体験できない症状だから。笑

マウナケアって凄い!

今日は今日の風が吹くのだ・・・

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