ハワイ島紀行3-グリーンサンドビーチ

DSCN0022 アメリカ合衆国の一番最南端の場所でもある、ハワイ島の最南端にサウスポイントという場所があるのですが、その近くにパパコーレアビーチ、通称グリーンサンドビーチという砂浜が緑色をしたビーチがあります。

なぜ、緑色なのかというと、この辺りの溶岩には、カンラン石、ベリドットという鉱物が含まれているからだそう。溶岩が固まってできるクリスタル。
女神ペレの涙とも云われています。

それが、波や風によって砂のように細かくなり緑色をした砂浜ができたというわけです。

ここを訪れるには、普通車が入れるところまでいき、そこに車を置いて徒歩で約1時間、とガイドブックに書いてある。
ふ〜ん、一時間歩くくらい、なんでもない。絶対ここに行くのだ・・

風と太陽

滞在先のカイルアコナから車を南に走らせる。
キャプテンクック辺りを通過してひたすら南へ走る。途中には、コナコーヒーの農園や家族経営のフルーツファームの看板がちらほらと目につく。
流れる景色を楽しみながら走っていると、道路沿いでフルーツを売っている男子を発見。

車を止めて車線の向こう側の屋台に直行しました。美味しそうなフルーツが並ぶなか購入したのは、アップルバナナとプチトマト、そしてまんまるい大きなマンゴー。
早速、車中でバナナを頂いてグリーンサンドビーチまでの長い道のりエネルギー補給。酸味があって適度な甘さ。
ローカルフルーツは心にも身体にも優しい・・・

コナを出発して1時間半くらいだろうか・・サウスポイントへ行く目印である風力発電機から北東へ進みグリーンサンドビーチの入口ともいえる、ちょっとしたスペースに車を停める。
帽子を被りサングラスをかけて、水を持って、出掛ける準備をしているとそこへ、4WDのトラックのお兄さんが声をかけてきた。

”1人20ドルで、往復乗っけていくよ〜”
”いえ、歩きますから〜”
そして、私たちはそこへ向かって歩き出した。

DSCN0021行けども行けども同じ風景が延々と続く。海沿いの道をどれくらい歩いただろうか、周りは誰もいないし、たまに、さっきのお兄さんたちの4WDが誰かを載せて遠くを走り去っていくのが見えるだけ。
足場もわるく、太陽が容赦なく照りつけ、風が南風どころか全方向から吹き付けて砂埃が舞う始末。

暑いし風が強くて前へ進まない・・ ふと、イソップ物語の”北風と太陽”を思い出した。笑
グリーンサンドビーチの方向はこっち、この情報だけでひたすら歩いていくのは結構つらい。

”もう、一時間は歩いたよね? 
”ほんとにこっち〜?”と皆、不安げな表情を浮かべる。

右かかとの靴擦れがひりひりと痛い。バンドエイドを貼るために腰を降ろした。
やっぱり、車だったかな〜、と後悔の念がふつふつと湧いてくるなか、赤く擦り剥けたかかとにバンドエイドを貼っていると、そこへ例のお兄さんの車が通りかかった。

”15ドルで乗っけていくよ〜”
”10ドルにして〜”
”オッケー”
交渉成立。私たちは、渡りに船とばかりに4WDの荷台にあるシートへと乗り込んだ。
あ〜、神様ありがとう!

そこからひどいでこぼこ道を車で走ること6、7分。
やっとの思いで念願のグリーンサンドビーチに到着!

眼下に広がる緑色の砂浜とそこに押し寄せる白い波。
岩場に作られた細くて急な足場を降りると、そこにはグリーン色をした砂浜が一面に広がっている。
砂を手の平にそっとのせると、緑色に輝く細かなベルドットがいっぱい。
サバイバルのような過酷な道のりの体験が一瞬にして報われた瞬間でした!

砂を眺めたり触ったり、打ち寄せる波と戯れたりと至極の時間を過ごす。
ゆっくりまったり、そして、センセーションに。

ふと、ビーチへと降りてきた岩場を見上げると、お兄さんが腰を下ろして遠くを眺めている。
彼にとっては、仕事とはいえこの風景を毎日眺めることが日課なのだ。

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帰路は、再びお兄さんの4WDの荷台に乗って悠々と・・・と思いきや、またまたサバイバルゲームに参加しているような気分を味わうことになるとは。笑

ラフでバンピーな道を走る車の激しい揺れと車輪が巻き上げる砂埃に耐えながら、ふと見上げた空はどこまでも青く美しく、海のその色と解け合ってなんともいえない幸せな気持ちにる。

15分程で車を停めてある場所に到着。車を出す頃には日も少し傾き始め、カイルアコナに戻った頃にはすっかり夜。

この日は、マザーガイアのエレメント、水、風、地、空をダイレクトに感じ、楽しみ、感謝した一日でした。

to be continued…

 

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